圧力鍋の使用方法

ティファール 電気圧力鍋 ラクラ・クッカー コンパクト ブラック CY3508JP

 

圧力鍋を使った調理の特徴としては基本的に、加熱、加圧、蒸らし、減圧という4つの段階があります。

 

加熱時間は加熱して圧力調整用の錘が蒸気で動き始めるまでの時間で、その後やや火力を絞って、圧力をかけ続けるのが加圧時間です。加熱を終えて放置するのが蒸らし時間となっており、最後の工程が圧力調整弁の錘を外して圧力を下げる減圧作業となります。

 

こうした4つの工程を足したものが圧力鍋の調理時間となり、キッチンタイマーなどで時間を計りながら調理を進めていくことがポイントになります。

 

高圧となる調理器具ならではの注意点もあります。例えば、調理後に弁を操作して減圧を行う時には、止まっていた沸騰状態が圧力の低下によって再開して蒸気が発生することがあります。減圧中の弁からは蒸気が噴出するのでやけどしないよう気をつけてください。
又、蓋を開ける際には十分に減圧して圧力を開放させないと、高温の内容物が蓋ごと上方に噴き出して勢いよく飛び散ることもあり、高温の蒸気や高温の食品を浴びたり、蓋が激しく身体にぶつかる危険性もあるので、内圧が高い間は蓋を開くハンドルにかかる安全ロックなどを利用しましょう。

 

調理の原理上、加圧のために十分な水分が必要なことも注意点で、特に豆類など水分を吸収して体積がふくれるものは水の量に気をつけましょう。

 

このように危険性もある調理器具であることから、日本国内において販売されている家庭用圧力鍋は消費生活用製品安全法の特定製品(国の定める技術基準への適合をメーカーや輸入業者が保証する製品)に指定されており、PSCマークを付けた製品でなければ日本で販売することはできない